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医師事務作業補助者の資格取得方法

医師事務作業補助者の資格には、いくつか種類があります。それぞれの資格は国家資格ではなく、各民間機関の認定する民間資格です。
いくつかピックアップしてご紹介します。

●医師事務作業補助技能認定試験
一般財団法人日本医療教育財団が行う技能審査認定試験で、医師事務作業補助業務を行う上で必要な知識や技能の評価と認定を目的としています。この試験に合格するとドクターズクラークRの称号が付与されます。受験資格は、下記の通りです。

①教育機関等が行う教育訓練のうち、認定委員会が認定規程により定める「医師事務作業補助技能認定試験受験資格に関する教育訓練ガイドライン」に適合すると認めるものを履修した者
②医療機関等において医師事務作業補助職として6か月以上(32時間以上の基礎知識習得研修を含む)の実務経験を有する者
③認定委員会が①、②と同等と認める者
※①~③のいずれかに該当する者
年6回奇数月に実施されており、試験は学科50分、実技60分です。学科、実技試験の得点率それぞれが70%以上を合格とします。

●医療秘書技能検定試験
一般財団法人医療秘書教育全国協議会が行う技能検定試験で、医療秘書としての専門的知識と技能を認定する試験です。審査は3級・2級・準1級・1級と4つに分かれており、受験資格は特にありません。合格基準はどの級も同じで、試験領域I~III(各100点)の合計得点が180点以上あり、かつそれぞれの領域の正解率が60%以上の場合、合格となります。合格者には、合格証が付与されます。

●医師事務作業補助者実務能力認定試験
全国医療福祉教育協会が行う認定試験で、医師事務作業補助者に必要な知識や文書作成能力を評価することを目的としています。受験資格は特になく、学科問題(マークシート):20問と実技問題(各種書類作成):3問を120分の間に回答します。参考書、ノート等の資料を持ち込むことができます。合格率は60~80%です。

●メディカルセクレタリー(初級)認定試験
NPO法人日本メディカルセクレタリー機構が行う認定試験で、医師事務作業補助者(メディカルセクレタリー)として必要な知識や技能を評価することを目的としています。受験資格は、厚生労働省が医師事務作業補助者配置の基準としている32時間以上の研修を履修した者で、学科(50分)と実技(30分)の試験となります。合格者にはメディカル・セクレタリー(初級)の認定証が付与されます。

●医師事務作業補助業務実務能力認定試験
特定非営利活動法人医療福祉情報実務能力協会が行う認定試験で、医師事務作業補助業務を行う能力を有することを証明する資格です。受験資格は、下記の通りです。
①協会指定教育機関において認定医師秘書 講座の受講修了をした者
②医療機関において医師事務作業補助職として6か月以上(32時間以上の基礎講習や研修等を修了している者を含める)の実務経験を有し、協会規定の実務経験証明書において、実務経験保有者と確認が取れる者
※医療事務、経営・管理に関する事務・看護・診療補助等は該当しない
学科と実技の試験があり、合格すると認定医師秘書の認定証が付与されます。