介護福祉士とは
介護資格の中で唯一の国家資格
介護福祉士とは、要介護者が自立した生活を営むための様々な援助を行う介護のプロです。
数ある介護資格の中で唯一の国家資格であり、幅広く的確な知識・技術で介護リーダーとしても活躍可能です!一度取得すれば更新の必要はなく、全国で通用するため一生ものの資格といえます。
介護福祉士取得のメリット
- 1給与面などの待遇UP!
- 毎月の資格手当ての他、管理者や責任者などの役職にもつながる資格のため、収入UPにつながりやすい資格です。
- 2就職や転職で有利!
- 介護福祉士は多くの事業所で必要とされています。有資格者のみが応募できる求人も多いため、自分に合う条件の就業先を見つけやすくなります。
- 3ケアマネジャーの受験資格になる!
- 2018年からケアマネジャーの受験資格が変わり、介護福祉士になってから5年以上の実務経験必須になりました。早めに介護福祉士になれば、それだけ早く次のステップアップにもつながります!
介護福祉士の受講資格と取得までの流れ
介護福祉士は、厚生労働大臣指定の試験機関である財団法人社会福祉振興・試験センターが実施する介護福祉士国家試験に合格しなければなりません。
実務経験ルート

従業期間・従事日数の要件は、両方とも満たす必要があります。なお、従業期間・従事日数は試験実施年度の3月31日まで通算することができます。
※平成28年度の試験から実務経験3年に加え、「実務者研修」の修了が必須になりました。実務者研修と介護福祉士受験対策講座がセットになった講座もございますので、資料を請求してご確認ください。
養成施設(大学・短大・専門学校など)ルート
[ 養成施設を2022年3月(平成33年度末)までに卒業の場合 ]
卒業後5年間は受験をしなくても介護福祉士になることが可能です。そして卒業後5年間続けて介護等の業務に従事することで、6年目以降も介護福祉士の登録を継続することができます。
もし5年間の継続が難しい方や不安な方は、卒業後5年の間で介護福祉士の資格取得を目指しましょう!
[ 養成施設を2023年3月(平成34年度末)以降に卒業の場合 ]
法改正により、平成34年度以降に養成施設を卒業する方からは、国家試験に合格しなければ介護福祉士になることはできません。

従業期間・従事日数の要件は、両方とも満たす必要があります。なお、従業期間・従事日数は試験実施年度の3月31日まで通算することができます。
その他「経済連携協定(EPA)ルート」「福祉系高校ルート」について詳しく知りたい方は、社会福祉振興・試験センターのHPをご覧下さい。
- ▲次に掲げる職種は、介護福祉士の受験資格とはなりません
-
- ①「人員配置基準」「運営要綱」等に示された、主たる業務が介護等の業務と認められない職種
-
- 生活相談員、支援相談員などの相談援助業務を行なう職種
- 専ら相談援助業務を行なう生活支援員
- 児童指導員(「保育士」で採用され、その後「児童指導員」となり引き続き従前と同じ内容の業務に従事している方を除く)
- 医師、看護師、准看護師
- 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの機能訓練担当職員(当該業務を補助する方を含む)
- 心理指導担当職員、作業指導員、職業指導員
- 事務員、介護支援専門員、調理員、栄養士、計画作成担当者、福祉用具専門相談員
- ②主たる業務が介護等の業務でないことが明確な職種
-
例:相談員、警備員、運転手、用務員、清掃員、あん摩マッサージ指圧師、法人代表者(理事長、 代表取締役)
※施設長、管理者等の代表者が介護等の業務を兼務している場合、介護等の業務に従事した期間と日数が実務経験の対象となります。
介護福祉士国家試験の概要
試験時期 | 年1回 筆記試験:例年1月 実技試験:例年3月(筆記合格者のみ受験可) |
---|---|
願書受付 | 例年8月上旬~9月上旬まで |
試験形式 | 【筆記試験】マークシート形式 【実技試験】筆記試験合格者のみ受験可能 |
合格発表 | 例年3月下旬 |
受験料 | 13,140円 |
※介護福祉士国家試験の受験申し込み手続きの詳細は、毎年6月下旬頃に試験センターのホームページで公開されます。
介護福祉士受験対策講座について
仕事をしながらの受験勉強は大変ですよね。効率よく勉強し、最短で合格したい!
そんな方には介護福祉士の受験対策講座がオススメです。
介護福祉士受験対策講座の魅力
- 通信や通学コースなどニーズに合わせて選択可能
- プロの分析による精選予想問題をご用意
- 苦手分野だけの集中学習が可能
- 徹底的に効率を重視した対策でやる気に火がつく
通学コース
- 独学が不安
- 一発合格を狙いたい
- 講師に直接質問したい
- 今年度の出題傾向を知りたい
上記に一つでも当てはまる方は、通学コースがオススメです。
国家試験に精通したプロ講師に直接指導してもらい、万全の体制で臨みませんか?時間がない方には短期集中コースもあります。
通信コース
近くにスクールがなく通えない方や自分のペースで身に着けたい方に通信コースがオススメです。添削は分野別の回答内容分析とコメントつき。弱点把握をサポートしてもらえて、効率的な学習ができます。スキマ時間にスマホやタブレットからでも学習可能なWeb学習コース(eラーニング)があるスクールも!まずは資料請求して講座の種類をご確認ください。
模擬試験対策コース

本番さながらの統一模試は、一度は受けておきたい人気の試験対策。試験後の講師による丁寧な解説が人気のヒミツ!
自宅受験と会場受験が選べるのもポイントです。
実務者研修セットコース
介護福祉士の受験に必須の実務者研修と筆記試験対策がセット講座もあります。まだ実務者研修を修了していない方にお得なコースです。
介護福祉士の仕事内容
介護福祉士の仕事は別名「ケアワーカー」とも呼ばれる介護福祉士の業務は大きく分けて2つに分類されます。
身体介護・生活支援
[ 食事や入浴の補助、身の回りのお世話など ]
介護に関する専門知識と技術をもって、要介護者の心身状況に応じた介護や支援を行います。 いかに利用者の残存機能を活かし、前向きな気持ちで自立した生活が送れるかをポイントに、介護計画の立案や計画に基づく適正なサービスの提供を行います。
相談・助言
[ 介護に関する相談に対するアドバイスなど ]
利用者やそのご家族からの介護に関する相談業務だけでなく、自身の専門知識や介護技術をでヘルパーさんの指導や助言も行います。この業務は、介護者の様々な負担を減らす大きな役割を果たします。
介護福祉士の給料
1ヵ月の平均実賃金
保有資格 | 平均実賃金 | 平均勤続年数 |
---|---|---|
無資格 | 196,432円 | 2.9年 |
初任者研修 | 212,120円 | 4.1年 |
介護福祉士 | 236,596円 | 6.0年 |
ケアマネジャー | 274,471円 | 7.6年 |
※【出典】平成25年度介護労働実態調査 ((財)介護労働安定センター 平成26年10月27日第1回社会保障審議会福祉部会福祉人材確保専門委員会資料2の9ページの表を加工して作成。)
介護職員初任者研修の資格と比較すると、介護福祉士は資格手当が付くことが多く、若干給与面で上乗せがあります。事業所によっては、介護福祉士の資格手当が3,000円から中には15,000円程度つくこともあり、介護職員初任者研修で何年も勤めているよりも厚遇される場合が多いようです。また、より上位資格であるケアマネジャーの資格を取得していると、待遇面で優遇される可能性があります。
介護福祉士の講座を受講できるスクールの詳細
- 通信あり
- 通学あり